夫婦専門医による診療

当院は、整形外科専門医と皮膚科専門医が、夫婦で診療にあたっています。
こう書くと、「アットホームな雰囲気」「温かみのある医院」といった話を想像されるかもしれません。
そういう話をしたいわけではありません。
このページでお伝えしたいのは、2人でやっていることが、診察のうえで実際にどんな違いを生むかです。
その場で、もうひとりの意見を聞けます
これが、最も大きな違いです。
診察をしていると、判断に迷う場面があります。
- 皮膚の症状に、関節の痛みが伴っている
- 関節の治療中に、皮膚のトラブルが出た
- どちらの領域か、はっきりしない
- 自分の専門では判断がつきにくい
このとき、すぐ隣にもうひとりの専門医がいます。
「ちょっと見てもらえますか」と、その場で聞けます。
これが、なぜ大きいのか
通常であれば、別の医療機関へご紹介することになります。それ自体は正しい対応ですが——
- 予約を取り直す
- 改めて説明する
- 数日、あるいは数週間かかる
- その間、判断が保留になる
その日のうちに分かるか、2週間後になるか。 この差は、患者さんにとって小さくありません。
もちろん、専門的な医療機関へお願いすべき場合は、きちんとご紹介します。 ここでお伝えしているのは、「その手前で解決できることが、一定数ある」ということです。
方針が割れたときは、そう申し上げます
2人いれば、意見が一致しないこともあります。
たとえば、痛みの治療を優先すべきか、皮膚の状態を先に整えるべきか。どちらにも理があり、答えがひとつに定まらないことがあります。
そのときは、「意見が分かれています」と、そのままお伝えします。
片方の意見だけを、あたかも決まった答えのように示すことはしません。
- どちらの考え方があるのか
- それぞれ、どんな利点と欠点があるのか
- ご自身の生活や希望を踏まえると、どちらが合いそうか
そこまでお話ししたうえで、一緒に決めます。
医療には、答えがひとつに決まらないことが少なくありません。 2人いることの意味は、「必ず正解が出る」ことではなく、「違う見方があると分かる」ことだと考えています。
家庭の話は、診察に持ち込みません
夫婦でやっている、という点について、正直にお伝えしておきます。
よいことばかりではありません。
気をつけていること
- 診察室で、家庭の話をしない
- 患者さんの前で、身内のやり取りにしない
- どちらか一方の考えが、無条件に通ることのないようにする
- 意見が違うときは、医学的な理由で議論する
夫婦だからこそ、遠慮なく意見を言えるという利点はあります。ただしそれは、内輪の判断に閉じてしまう危険と裏表です。
そうならないよう、それぞれが専門医として独立して判断することを、前提にしています。
そして、当院で対応できないことは、きちんとご紹介します。 2人でやっているからといって、抱え込むことはしません。
それぞれが診ているもの
院長(整形外科専門医)
膝、腰、肩、首、肘、手、足の痛み。スポーツでのけが。骨粗鬆症。関節リウマチ。交通事故によるけが。再生医療。
理学療法士によるリハビリテーションと組み合わせて進めます。
副院長(皮膚科専門医)
湿疹、かぶれ、にきび、じんましん、水虫、いぼ、帯状疱疹、乾癬など、皮膚科の保険診療全般。お子さんの皮膚のトラブルにも対応しています。
美容皮膚科では、しみ、赤ら顔、毛穴、たるみ、にきび跡などのご相談を受けています。
経歴・専門については、医師紹介をご覧ください。
ご家族で通っていただきやすい理由
科が2つあることで、ご家族がひとつの場所に集まれます。
膝が痛いお父さま、肌の相談をしたいお母さま、あせもができたお子さん、骨密度が気になる祖父母。
別々の医院を回る必要がありません。
そして、これは付き添いの負担に直結します。
ご高齢の親御さんの通院に付き添っておられる方、小さなお子さんを連れて来られる方——移動と待ち時間が1回で済むことの意味は、経験された方ほど分かっていただけると思います。
ご自身のことを、ついでに相談していただけるのも、そのためです。
「付き添いで来たけれど、そういえば」——このご相談が、実はとても多くあります。
自分のことは後回しになりがちです。 ついでに相談できる場所であることには、意味があると考えています。
受診の前に、知っておいていただきたいこと
どちらの科に行けばよいか、迷わなくて構いません
「これは整形外科? それとも皮膚科?」と迷って、受診そのものを先延ばしにされる方がいらっしゃいます。
そこを整理するのは、こちらの仕事です。 受付で症状をお伝えいただければ、判断します。
「関係ないかもしれない」ことも、お伝えください
診察では、その科のことだけをうかがうとは限りません。
- 皮膚のご相談のときに、関節の痛みやこわばり
- 関節のご相談のときに、皮膚や爪の変化
- 飲んでいるお薬、貼っているもの、塗っているもの
- 持病(糖尿病、甲状腺、腎臓、肝臓など)
別々の話に見えて、つながっていることがあります。
言いにくいことがあれば、そうおっしゃってください
見た目のこと、人に言いにくい部位のこと、費用のこと、他院での経験——話しにくい内容ほど、判断に関わることがあります。
「こんなことで」と思われる必要はありません。
話す相手を選んでいただいて構いません
どちらの医師に話すか、あるいは受付・看護師を通していただくか——言いやすい方法をお選びください。
私たちが考えている「かかりつけ」
当院が目指しているのは、症状が出たときだけ来ていただく場所ではありません。
- 痛みが取れたあとも、なぜそうなったのかを一緒に考える
- 骨密度や皮膚の状態を、年単位で見ていく
- 年代が変われば、必要なことも変わる。それに付き合う
- ご家族の変化も、同じ場所で見ていく
そのためには、来ていただきやすいことが前提になります。
科が2つあること、通いやすい場所にあること、話しやすいこと——これらは全部、「続けて来ていただくため」の条件だと考えています。
長く付き合ううえで、いちばん困るのは、途中で来られなくなることです。
通いにくい、話しにくい、続けにくい——そう感じられたときは、遠慮なくおっしゃってください。 頻度も、時間帯も、進め方も、調整できることがあります。
よくあるご質問
Q. どちらの先生を指名できますか?
診療科によって担当が決まります。 整形外科・リハビリ・再生医療は院長、皮膚科・美容皮膚科は副院長が担当します。
Q. 女性の医師に診てもらいたいのですが。
皮膚科・美容皮膚科は副院長が担当しています。 ご希望があれば、受付でお伝えください。
Q. 両方の科を、同じ日に受けられますか?
保険診療どうしであれば、受けていただけます。 ご予約の際にお申し出ください。混雑状況によってはお待ちいただくことがあります。
Q. 診察中に、もうひとりの先生に見てもらうことはできますか?
必要と判断した場合には、その場でご相談します。 ご希望があれば、遠慮なくお申し出ください。混雑状況によっては、日を改めていただくことがあります。
Q. 家族で一緒に受診できますか?
できます。ご予約の際にお申し出ください。
Q. 夫婦だと、話しにくいことはありませんか?
診察室で家庭の話はしません。 それぞれが専門医として独立して判断しています。お話しになりにくいことがあれば、遠慮なくお伝えください。