ケミカルピーリング|古い角質に働きかけるお手入れ

「ニキビができやすい」「毛穴の黒ずみや詰まりが気になる」「肌がごわつく、化粧のノリが悪い」——こうしたお悩みの背景には、古い角質がうまく剥がれ落ちずに肌の表面にとどまっている状態が関わっていることがあります。ケミカルピーリングは、薬剤を肌に塗布し、古い角質に働きかける自由診療のメニューです。当院では、皮膚科専門医による診察のうえで、肌の状態やお悩みに合わせてご提案しています。なお、ケミカルピーリングは自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。このページでは、ケミカルピーリングのしくみや向いているお悩み、施術の流れ、ダウンタイム、受けられない方についてご説明します。

こんなお悩みに(ニキビ・毛穴・ごわつき・くすみ)

ケミカルピーリングは、とくに次のようなお悩みのある方にご案内しています。

  • 繰り返すニキビ・ニキビができやすい肌:毛穴の詰まりに働きかけることで、ニキビのできにくい肌のコンディションづくりを目指します。
  • 毛穴の詰まり・黒ずみ:古い角質や皮脂の詰まりが気になる毛穴に用いることがあります。
  • 肌のごわつき・ざらつき:古い角質が厚くなることで生じる、肌表面のかたさやざらつきに働きかけます。
  • くすみ:古い角質が肌表面にとどまることで、肌のトーンがくすんで見えることがあります。

しみ・肝斑が気になる方については、当院ではまず内服薬など内側からのケアを基本としており、ケミカルピーリングを前面に据えたご案内はしていません。お悩みの内容によって適した対応は異なりますので、まずは診察でご相談ください。

※ケミカルピーリングは自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

ケミカルピーリングとは(しくみ)

ケミカルピーリングは、薬剤を肌の表面に塗布し、一定時間おいてから拭き取ったり洗い流したりする施術です。用いる薬剤には、サリチル酸やグリコール酸など、古い角質に働きかける作用のあるものが知られています。なかでもサリチル酸をマクロゴール(水溶性の基剤)に溶かした「サリチル酸マクロゴール」は、刺激をおさえながら角質に働きかける薬剤として、ニキビの治療を目的とした施術に用いられることがあります。

古い角質が肌の表面にとどまっていると、毛穴が詰まりやすくなったり、肌がごわついて見えたりすることがあります。ケミカルピーリングは、この古い角質に薬剤で働きかけることで、肌の状態を整えることを目的とした施術です。ただし、一度の施術で完結するものではなく、肌の状態を見ながら回数を重ねていくことが一般的です。

当院で実際に使用する薬剤の種類や濃度については、肌の状態を診察したうえでご案内します。薬剤の詳細についてご不明な点があれば、施術前の診察時に遠慮なくおたずねください。

保険診療のニキビ治療との使い分け

ニキビのお悩みについては、「今あるニキビ・新しくできるニキビ」と、「炎症が治まった後に残った跡」とで、対応が異なります。

  • 今あるニキビ・新しくできるニキビ:外用薬・内服薬・面皰圧出などの保険診療の対象です。詳しくはニキビ治療(保険診療)のページをご覧ください。
  • 炎症が治まった後の毛穴・肌質のお悩み:ケミカルピーリングをはじめとする自由診療(美容診療)でご案内することがあります。跡の赤み・色素沈着・へこみが中心のお悩みについては、ニキビ・ニキビ跡が気になる方へのページもあわせてご覧ください。

つまり、今ニキビが繰り返しできている状態であれば、まずは保険診療でしっかり治療することが基本です。そのうえで、毛穴の詰まりやざらつきなど肌質そのものを整えたいというお悩みに対して、ケミカルピーリングをご検討いただくという流れになります。保険診療と自由診療を同時に併用することはできませんので、どちらが今の状態に適しているかは、診察のうえでご説明します。

※ケミカルピーリングは自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

施術の流れ

  1. カウンセリング・診察:皮膚科専門医が肌の状態を診察し、お悩みの内容やこれまでのニキビ・肌トラブルの経過をおうかがいします。ケミカルピーリングが向いているかどうかを含めてご説明します。
  2. 洗顔・肌の準備:施術前に、肌の汚れや皮脂をやさしく落とします。
  3. 薬剤の塗布:肌の状態に合わせた薬剤を、顔全体または気になる部分に塗布します。塗布中に、ピリピリとした感覚を覚えることがあります。
  4. 中和・洗い流し:一定時間をおいたのち、薬剤を中和・洗い流します。
  5. アフターケア:保湿と紫外線対策についてご説明します。

治療の回数や間隔は、お悩みの内容や肌の状態によって異なります。一度で仕上がりを判断するものではなく、経過をみながら数回にわたって進めていくことが一般的です。目安となる回数や間隔は、診察の際にご説明します。

ダウンタイム・主なリスク

ケミカルピーリングは、薬剤を肌に作用させる施術である以上、次のような反応が起こることがあります。

  • 施術後に、一時的な赤みやほてり、乾燥、つっぱり感が出ることがあります。
  • 肌の状態によっては、ひりつきや軽い皮むけが生じることがあります。
  • まれに、赤みが長引いたり、色素沈着(色が濃くなる)が生じたりすることがあります。
  • 施術後は肌のバリア機能が一時的に低下しやすく、紫外線の影響を受けやすくなります。日焼け止めなど、日々の紫外線対策が大切です。

多くの反応は数日のうちに落ち着いていきますが、症状が長引く場合や気になる反応があった場合は、我慢せずご相談ください。当院では皮膚科専門医が診察のうえで施術を行い、施術後の経過もフォローします。

こんな方におすすめです

  • 繰り返すニキビ・ニキビができやすい肌質が気になる方
  • 毛穴の詰まりや黒ずみ、開きが気になる方
  • 肌のごわつき・ざらつき、化粧のノリの悪さが気になる方
  • 肌全体のくすみが気になる方

受けられない方(禁忌)・ご注意いただく方

安全に施術を受けていただくため、次のような方は施術をお受けいただけない、または慎重な判断が必要になることがあります。

  • 施術部位に傷、炎症の強い皮膚炎、感染症がある方
  • 妊娠中の方、妊娠の可能性のある方
  • 薬剤に対するアレルギーの既往がある方
  • 施術部位に日焼け直後など、肌のバリア機能が大きく低下している方
  • そのほか、肌の状態によって医師が適さないと判断した場合

授乳中の方の可否や、内服中のお薬がある場合の可否については、肌の状態やお薬の内容によって判断が異なりますので、診察の際に医師にご相談ください。

よくあるご質問

Q. 痛みはありますか?
薬剤を塗布している間、ピリピリとした感覚やひりつきを覚えることがあります。強い痛みを伴うものではありませんが、感じ方には個人差がありますので、心配な方は事前にご相談ください。

Q. 何回くらい受ければよいですか?
お悩みの内容や肌の状態によって、適した回数や間隔は異なります。一度の施術で仕上がりを判断するものではなく、経過をみながら回数を重ねていくことが一般的です。診察の際に目安をご説明します。

Q. しみにも効果がありますか?
ケミカルピーリングは古い角質に働きかける施術であり、肌のトーンに変化を感じる方もいます。ただし、当院では、しみ・肝斑については内服など内側からのケアを基本としています。しみのお悩みが中心の場合は、診察のうえで適した対応をご提案します。

Q. すぐに効果を感じられますか?
一度の施術ですぐに大きな変化を感じるものではありません。肌の状態を見ながら、回数を重ねることで少しずつ肌のコンディションを整えていく施術です。効果には個人差があります。

Q. 保険は使えますか?
ケミカルピーリングは自由診療(保険適用外)です。今あるニキビ・新しくできるニキビについては、まず保険診療での治療が適していることが多く、皮膚科専門医が診察のうえでご案内します。

ご自宅でできること(セルフケア)

ケミカルピーリングとあわせて、日々のケアも肌の状態を支えます。

  • こすらない:洗顔のときにゴシゴシこするのは避けましょう。よく泡立てた洗顔料で、やさしく洗うことを心がけてください。こすることは、赤みや色素沈着の原因になります。
  • 保湿をする:施術の有無にかかわらず、刺激の少ない保湿剤で肌のバリア機能を保つことが大切です。
  • 紫外線対策:日焼け止めなど、日々の紫外線対策を続けましょう。とくに施術後は、肌が紫外線の影響を受けやすくなっています。
  • 触らない・潰さない:ニキビが気になっても、指で触ったり潰したりしないようにしましょう。

セルフケアだけでは追いつかないと感じるとき、ケミカルピーリングは毛穴のつまりや古い角質にはたらきかける選択肢のひとつです。今もニキビが繰り返しできている場合は、保険診療で対応できることもありますので、まずは診察でご相談ください。

料金(税込)

メニュー区分料金(税込)
ケミカルピーリング 全顔初回トライアル7,920円
ケミカルピーリング 全顔通常9,900円
ケミカルピーリング 全顔3回コース(6ヶ月)26,730円
ケミカルピーリング 全顔5回コース(1年)42,075円
ケミカルピーリング 鼻通常5,500円

すべて税込・自由診療(保険適用外)です。ほかのメニューを含む一覧は美容皮膚科の料金一覧をご覧ください。日本国外にお住まいの方は料金が異なります。くわしくはお問い合わせください。

この治療を受けられる前に(費用・リスク・自由診療について)

  • 自由診療である旨・費用:ケミカルピーリングは自由診療(保険適用外)です。費用は美容皮膚科の料金一覧をご覧ください。
  • 主なリスク・副作用:一時的な赤み・ほてり・乾燥・つっぱり感・ひりつき・軽い皮むけ、まれに赤みの遷延や色素沈着が生じることがあります。施術後は紫外線の影響を受けやすくなるため、紫外線対策が必要です。効果には個人差があります。
  • 医薬品・医療機器の承認区分について:ケミカルピーリングで使用する薬剤(ピーリング剤)は、皮膚科診療で広く用いられている外用の薬剤です。当院で使用する薬剤の製品名や国内での承認区分の詳細は、確認のうえ改めてご案内できるよう準備しています。薬剤の内容についてご不明な点は、施術前の診察時にご確認いただけます。
  • 医師の判断のもとで行います:施術の可否は、皮膚科専門医が肌の状態を診察したうえで判断します。妊娠中の方、皮膚に傷や強い炎症のある方、薬剤アレルギーのある方などはお受けいただけない場合があります。

適応の可否やご不明な点は、診察時におたずねください。

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