再生医療(PRP・MFAT・幹細胞治療)

施術室

膝や股関節の痛みが続いているのに、ヒアルロン酸注射では十分な手応えがない。できれば手術は避けたいが、薬やリハビリだけでは限界を感じる──そうしたお悩みを抱えて来院される方は少なくありません。

天神トオヤクリニックの再生医療は、「保存療法」と「手術」のあいだにある選択肢です。ご自身の血液や脂肪に含まれる成分を用いて、傷んだ組織の修復をうながすことを目指します。

当院が大切にしているのは、再生医療をビジネスとしてではなく、医学的根拠にもとづいて正しく提供することです。まず、診察・画像評価で痛みの原因を見きわめたうえで、必要な方にだけ、適した治療をご提案します。「歳のせい」と片づけず、その痛みの背景にある病態にしっかり向き合う。それが当院の姿勢です。

Regenerative Longevity ― 手術以外の選択肢を、正しく。

当院の再生医療が選ばれる理由

1. 痛みの原因を見きわめてから治療を考える

再生医療は「とりあえず注射してみる」治療ではありません。同じ膝の痛みでも、原因は軟骨・半月板・腱・骨など人によって異なります。当院では診察に加え、連携施設(UNB住吉神社前クリニック・3T MRI)での画像評価を活用し、病態・進行度を確認したうえで治療法を検討します。診断から治療方針の説明、治療、その後の経過観察まで、整形外科専門医が一貫して担当します。

MRI画像の読影

2. 手術以外の選択肢を、複数の治療から組み立てる

当院ではPRP療法・MFAT(即日脂肪由来幹細胞)・Bio-Mechano Therapy(集束型体外衝撃波×PRP)を扱っています(培養幹細胞治療〔ADSCs〕もお取り扱いしています)。病態の進行度やご希望に応じて、段階的に・組み合わせて治療を設計できます。すべての方に同じ治療をあてはめるのではなく、お一人おひとりの状態に合わせて選びます。

診察の様子

3. 学術的な背景にもとづく診療

院長 遠矢政和は、九州大学医学部を卒業後、関節の軟骨・滑膜に関する基礎研究に取り組み、医学博士を取得。その後、米国スタンフォード大学整形外科(Goodman Lab)で2021年10月から2023年9月まで、慢性炎症と骨代謝に関する研究に従事しました。

基礎研究のイメージ
院長の学術業績
  • 整形外科専門医/医学博士(九州大学医学部卒業)
  • スタンフォード大学整形外科 Postdoctoral Fellow(2021年10月〜2023年9月)
  • 査読付き論文 20本超/国際学会発表 20本超
  • 研究テーマ:慢性炎症・inflammaging(炎症加齢)・骨代謝など
  • JAMST(日本体外衝撃波医学会)運動器体外衝撃波治療施術者認定(2025年9月28日)

※ ここに挙げた学術業績は院長の経歴・研究実績を示すものであり、特定の治療の効果や有効性を保証するものではありません。治療効果には個人差があります。

当院で提供している再生医療

整形外科専門医が画像評価のうえで、お一人おひとりの病態に適した治療をご提案します。下記はそれぞれの概要です。詳しい内容・適応・費用・リスクは各詳細ページをご覧ください。

PRP療法(多血小板血漿)

ご自身の血液から血小板を濃縮し、患部に注射する治療です。血小板に含まれる成長因子のはたらきで、組織の修復をうながすことを目指します。当院では病態に応じて、適したPRP製剤を使い分けています。日帰りで受けられ、変形性関節症やスポーツ障害、腱・靭帯の慢性的な痛みなどが対象になり得ます。使用する製剤の詳細は、PRP療法の詳細ページでご説明します。

PRPの調製(遠心分離)

→ PRP療法の詳細

幹細胞治療(MFAT/培養幹細胞ADSCs)

ご自身の脂肪に含まれる細胞を用いる治療です。MFAT は採取した脂肪を院内で細断・処理し、当日のうちに投与する方法です。培養幹細胞治療(ADSCs) は採取した脂肪から幹細胞を数週間かけて培養し、高濃度で投与する方法で、中等度以降の変形性関節症などで、より積極的な修復をめざす場合の選択肢となり得ます。

幹細胞治療のための細胞処理

→ 幹細胞治療(MFAT・培養幹細胞)の詳細

Bio-Mechano Therapy(集束型体外衝撃波 × PRP)

集束型体外衝撃波で組織に力学的な刺激を加え、そこにPRPを組み合わせる治療の考え方です。院長は「乾いた土地にどれだけ良い種をまいても育たないのと同じで、体外衝撃波で土壌を整えた環境にPRPをまくことで、組織の修復が進むことを期待している」と説明しています。難治性の腱炎やスポーツ障害などが対象になり得ます。

※ Bio-Mechano Therapyは、当院が診療のなかで用いている治療の組み立て方を指す呼称です(Arthrex社のWebセミナーで他の医師も同様の考え方に言及しています)。体外衝撃波単独・PRP単独の研究データはそれぞれ蓄積されていますが、両者を組み合わせた治療の優越性を証明した研究は現時点では限られています。治療効果には個人差があります。

→ Bio-Mechano Therapyの詳細

脂肪幹細胞バンク(凍結保存)

培養幹細胞治療の際に採取した脂肪由来幹細胞の一部を凍結保存し、将来の治療に備える仕組みです。詳細・費用は幹細胞治療ページでご説明しています。

脂肪幹細胞の処理装置

→ 幹細胞治療ページ内「脂肪幹細胞バンク」

部位別の再生医療

膝・股関節・肩・足首など、部位ごとの痛みや病態に応じた再生医療の考え方をまとめています。

→ 膝の再生医療 → 股関節の再生医療 → 肩の再生医療 → 足首の再生医療 → スポーツ障害の再生医療

※ このほか、脱毛・薄毛や創傷瘢痕に対するPRPについても準備を進めています。提供開始の体制が整いしだい、あらためてご案内します。

こんな方へ

  • 膝・股関節などの痛みが続き、手術以外の選択肢を探している
  • ヒアルロン酸注射やリハビリだけでは効果が物足りない
  • PRP・MFAT・培養幹細胞治療の違いがわからず、自分に合う方法を相談したい
  • スポーツ復帰や、長く運動を続けるための体づくりを考えている
  • 以前にPRPを受けたが、効果を感じられなかった

「PRPを受けたが、効果を感じられなかった」という方へ

当院では、これまでに受けられた治療を評価・批判するのではなく、あらためて症状の原因を確認するところから始めます。診察・レントゲン・MRIによって、いまの痛みがどこから来ているのかを評価し、そのうえで今後の選択肢を一緒に整理します。

再生医療は、病態に合っているかどうかで結果が変わります。ご自身の状態に適した方法なのかを、あらためて確かめていただければと思います。

→ 再生医療セカンドオピニオン

治療の流れと費用の考え方

再生医療は、おおむね次の流れで進みます。

  1. 初診・カウンセリング:症状・部位・これまでの治療歴をお伺いし、必要に応じて画像評価を行います。
  2. 説明と同意(インフォームド・コンセント):治療内容・期待できること・リスク・費用をご説明し、ご納得のうえで日程を決めます。
  3. 採取・製造・投与:治療により当日完結のものと、培養期間(数週間)を要するものがあります。
  4. 経過観察:1ヶ月後・3ヶ月後・6ヶ月後などに診察・評価を行います。

いずれの治療も自由診療(保険適用外)です。治療ごとに費用が異なり、画像評価などの費用が別途必要になる場合があります。費用の詳細・各治療の標準的な料金・リスクは、料金・治療の流れのページにまとめています。

→ 再生医療の料金・治療の流れ

「歳のせい」で終わらせない ― 慢性炎症とinflammaging

年齢を重ねると関節の痛みが出やすくなりますが、その背景には慢性炎症があると考えられています。加齢にともなって体の中でくすぶり続ける弱い炎症は、近年 inflammaging(インフラメイジング/炎症加齢) と呼ばれ、関節の不調にも関わるとされています。

院長は大学院・スタンフォード留学を通じて、この慢性炎症と関節・骨の関係をテーマに研究を続けてきました。だからこそ、「痛みを『歳のせい』で片づけるのではなく、その病態をしっかり理解してアプローチすれば、できることがある」と考えています。再生医療は、そのアプローチのひとつとして位置づけています。

※ inflammagingは加齢に関わる体の状態を説明する考え方であり、特定の治療によって「老化が止まる」「若返る」といった効果を意味するものではありません。

よくある質問

実際に患者さんからよくいただくご質問の一部です。さらに詳しい内容は再生医療FAQページにまとめています。

Q. 注射した当日に、控えたほうがよいことはありますか?
激しい運動や長時間の入浴は当日は控えていただくことが多いです。具体的な注意事項は治療内容により異なりますので、診察時にご説明します。

Q. 治療の前後で気をつけることはありますか?
当日の飲酒や激しい運動など、ご案内している注意事項がいくつかあります。内容は治療の種類によって異なりますので、再生医療のよくあるご質問をご覧いただくか、診察時にご確認ください。

Q. リハビリは必要ですか?
病態によっては、運動療法やリハビリを併用することで、より良い経過が期待できる場合があります。当院は理学療法士と連携し、必要に応じてリハビリをご提案します。

Q. 効果はいつ頃から、どのくらい続きますか?
効果のあらわれ方・持続期間には個人差があります。治療の種類や病態によって異なるため、診察時に目安をお伝えします。

→ 再生医療のよくある質問(FAQ)

費用

治療料金(税込)回数
白血球除去型PRP(PRGF-Endoret®)110,000円/回3回(7〜10日間隔)
高用量PRP(Angel™ HD-PRP)330,000円1回
MFAT 1部位600,000円1回(当日完結)
MFAT 2部位990,000円1回(当日完結)
培養幹細胞(ADSCs)2,200,000円採取→2〜4週間培養→投与

いずれも自由診療(保険適用外)です。初診・再診料、MRI評価の費用は別途かかります。MFATの調製に用いる「LIPOGEMS O キット」は国内で承認を受けた医療機器です(承認番号 30400BZX00092000)。くわしくは再生医療の料金・治療の流れをご覧ください。日本国外にお住まいの方は料金が異なります。

この治療を受けられる前に(費用・リスク・自由診療について)

本ページは再生医療の総合案内(ハブ)です。各治療の費用・リスク・使用する医薬品/医療機器の詳細は、それぞれの詳細ページおよび料金・治療の流れページに記載しています。ここでは概要を示します。

  • ① 自由診療である旨と標準的な費用:当院の再生医療(PRP療法・MFAT・培養幹細胞治療・Bio-Mechano Therapy)は、いずれも自由診療(保険適用外)です。費用は治療ごとに異なり、別途、画像評価などの費用が必要になる場合があります。各治療の標準的な費用は料金・治療の流れをご覧ください。
  • ② 主なリスク・副作用:注射部位の痛み・腫れ・内出血・感染などが生じる場合があります。治療ごとの具体的なリスク・副作用は各詳細ページに記載しています。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。
  • ③ 未承認の医薬品・医療機器を用いる場合がある旨:再生医療等の一部では、国内で医薬品・医療機器として承認されていないものを用いる場合があります。該当する治療については各詳細ページにその旨を記載しています。
  • ④ 入手経路・国内の承認状況・諸外国での承認状況等:使用する製剤・機器の入手経路、国内での承認の有無、諸外国での承認状況等は、各詳細ページおよび当院の自由診療についてに記載しています。

当院は、再生医療等の安全性の確保等に関する法律にもとづき、厚生労働省に再生医療等提供計画を提出し、受理されています(第2種再生医療等:多血小板血漿(PRP)PB7250013/第3種再生医療等:多血小板血漿(PRP)PC7250005/第2種再生医療等:微小細断脂肪組織(MFAT)PB7250025/第2種再生医療等:培養脂肪由来幹細胞(ADSC)PB7250015)。

→ 当院の自由診療について

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