ほうれい線・口元のたるみが気になる方へ

「ほうれい線が段差のように目立つ」「マリオネットライン(口角から顎にかけてのライン)が気になる」「口もとがもたついて見える」——こうしたお悩みは、表面的なしわだけでなく、加齢にともなう皮下組織のボリューム低下やハリの低下が関係していることがあります。

少しずつ進む変化であるぶん、「スキンケアではなかなか改善しない」と感じている方も少なくありません。

当院では、段差そのものにアプローチする糸治療「くまりん」「ぽにょりん」を軸に、肌質を底上げする注入治療やピーリングなど、お悩みに合わせた治療をご提案します。

※これらの治療は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

ほうれい線・マリオネットラインが目立つ理由

ほうれい線やマリオネットラインは、ある日突然できるものではなく、いくつかの変化が積み重なって、少しずつ目立つようになっていきます。

  • 皮下組織のボリューム低下・脂肪の位置変化:頬やこめかみまわりの皮下脂肪は、加齢とともに厚みや位置が変化していくことが知られています。これにより、小鼻の脇から口もとにかけての部分に影や段差が生じやすくなります。
  • 皮膚を支える組織のゆるみ:皮膚の下にあって組織を支えている部分の張りが弱くなると、頬やあごまわりの重みを支えきれなくなり、輪郭に沿って段差やもたつきが目立ちやすくなります。
  • 真皮のハリ低下:皮膚の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンは、紫外線や加齢の影響で少しずつ減少していくといわれています。皮膚そのもののハリが弱くなることも、しわ・たるみの目立ちやすさに関わってきます。
  • 表情のクセ・乾燥:表情の動かし方や日頃の乾燥も、しわとして定着しやすくなる一因とされています。

このように、ほうれい線・マリオネットラインは「しわ」だけの問題ではなく、その下にある構造の変化が関わっていることが多いお悩みです。だからこそ、当院ではまず皮膚科専門医による診察で、お悩みの状態を見きわめることを大切にしています。

「しわ」なのか「段差」なのか、見え方はひとつではありません

ひとことで「ほうれい線が気になる」といっても、その内容は人によって異なります。表面的な細かいしわが目立つタイプもあれば、皮膚の下のボリューム低下によって段差そのものが目立つタイプ、両方が重なっているタイプもあります。表面のしわを伸ばすアプローチだけでは、段差そのものの改善にはつながりにくいこともあります。当院では、お悩みの見え方や肌の状態に応じて、段差そのものにアプローチする治療と、肌質を底上げする治療を使い分けてご提案しています。

当院での治療の選び方――段差にアプローチする「くまりん」「ぽにょりん」を軸に

当院では、ほうれい線・マリオネットラインの段差そのものにアプローチする施術として、短い吸収性の糸(スレッド)を用いた「くまりん」「ぽにょりん」をご案内しています。名称は当院での呼び方で、いずれもポリジオキサノン(PDO)製の吸収性スレッドを使用します。皮下組織にしっかりと留まる性質を利用し、気になる段差を内側からなだらかに整えていくことを目的とした施術で、糸で強く「引き上げる」というよりも「埋めて整える」という考え方に基づいています。

お悩みの部位や状態に応じて、複数の極細糸が皮下で広がる「くまりん(MULTI-FILL)」と、段差やボリュームロスが目立つ部位に適した「ぽにょりん(Extender Master)」を使い分けており、部位によっては組み合わせることもあります。使用しているのはポリジオキサノン製の吸収性素材のため、時間の経過とともに体内で少しずつ吸収されていきます。目指す変化としては、ほうれい線が完全になくなるということではなく、「目立ちにくくなる」「自然に薄く見える」といった変化です。効果のあらわれ方や持続の度合いには個人差があります。詳しい内容はスレッド治療(くまりん・ぽにょりん)のページでご案内しています。

※くまりん・ぽにょりんによる施術は自由診療(保険適用外)です。費用は美容皮膚科の料金一覧をご覧ください。効果には個人差があります。

肌そのもののハリを底上げしたい方には(肌質改善のプルリアル)

ほうれい線そのものというより、口もとを含めた肌全体のハリ・キメ・乾燥が気になる方には、ポリヌクレオチド(PN)を用いた肌質改善の注入治療「プルリアル」も選択肢になります。ヒアルロン酸のように部分的にボリュームを足して段差を埋める治療とは目的が異なり、肌そのものの質を底上げすることを目指す治療です。段差へのアプローチであるスレッド治療と組み合わせて検討することもあります。詳しくはプルリアル(肌質改善注射)のページをご覧ください。

※プルリアルによる治療は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

表面のハリ・キメを整えたい方には(マッサージピール)

口もと全体の肌のハリ不足やキメの乱れが気になる方には、薬剤を肌にマッサージするように浸透させるピーリング「マッサージピール(コラーゲンピール)」も選択肢のひとつです。強い皮むけを主目的とする一般的なピーリングとは異なり、比較的ダウンタイムを抑えながら肌質のケアを目指す施術として知られています。詳しくはマッサージピール(コラーゲンピール)のページをご覧ください。

※マッサージピールによる施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

ヒアルロン酸によるほうれい線の充填治療について

ほうれい線のへこみをヒアルロン酸で直接ふっくらとさせる「充填」の治療については、当院では現在導入の準備を進めています。準備が整いましたら、あらためてページにてご案内いたします。

保険診療の皮膚科と美容皮膚科の使い分け

ほうれい線・マリオネットラインそのものは、加齢に伴う肌の変化であり、保険診療の対象とはなりません。そのため、ほうれい線・口もとのたるみへの治療は、美容皮膚科(自由診療)でのご案内となります。一方で、口の周りに湿疹やかゆみ、ニキビなどの皮膚症状がある場合は、まず保険診療の皮膚科でご相談いただくのが基本です。ご自身のお悩みがどちらに当てはまるか分からない場合も、診察のうえで適切な方向性をご案内しますので、お気軽にご相談ください。

当院の診療の流れ

美容皮膚科は完全予約制です。ご来院後は、洗顔のうえでVISIA(肌診断機器)による肌診断や写真撮影を行い、皮膚科専門医による診察でお悩みの内容と肌の状態を確認します。そのうえで、くまりん・ぽにょりんをはじめとした治療の選択肢をご説明し、ご納得いただいたうえで施術を行っています。診察料(カウンセリング料)など自由診療にかかる費用については、美容皮膚科の料金一覧をご確認ください。

ご自宅でできること(セルフケア)

治療とあわせて、日頃のケアもほうれい線・口もとの見え方に関わってきます。

  • こすらない:クレンジングや洗顔の際に肌をこすることは、刺激や乾燥、肌のバリア機能の低下につながります。摩擦は肌のハリにとってもマイナスに働くため、口もとまわりもやさしく扱うことを心がけてください。
  • 紫外線対策:日焼け止めを日常的に使用し、屋外での活動時はこまめに塗り直すことが大切です。紫外線による皮膚のダメージは、コラーゲンやエラスチンの減少にも関わるとされています。
  • 保湿:口もとは乾燥による小じわが目立ちやすい部位です。ご自身の肌質に合った保湿剤で、日常的なケアを続けましょう。
  • 生活習慣:偏った食事や睡眠不足、糖質の摂りすぎなども、肌の状態に影響すると考えられています。できる範囲で整えていくことをおすすめします。

セルフケアだけでは限界を感じる場合や、治療を検討したい場合は、お気軽にご相談ください。

ほうれい線はどのくらいの年齢から気になり始めますか?

明確な年齢の目安があるわけではなく、皮膚の下のボリューム低下や皮膚のハリの変化は、人によって進み方が異なります。20代・30代のうちから薄く目立ち始める方もいれば、40代以降にはっきりと気になり出す方もいます。年齢にかかわらず、ご自身で気になり始めたタイミングでご相談いただくことをおすすめしています。

ほうれい線・マリオネットラインを放置するとどうなりますか?

放置してもすぐに大きな健康上の問題が生じるわけではありません。ただし、皮下組織のボリューム低下や皮膚を支える組織のゆるみは少しずつ進んでいく傾向があり、時間の経過とともに段差やもたつきがより目立ちやすくなることがあります。気になり始めた時点で一度ご相談いただくことで、そのときの肌の状態に合った選択肢をご案内できます。

よくあるご質問

Q. 施術に痛みはありますか?
糸を挿入する際に、痛みや突っ張るような感覚を伴うことがあります。感じ方には個人差があります。痛みが心配な方は、事前にご相談ください。

Q. ほうれい線は消えますか?
くまりん・ぽにょりんは、ほうれい線の段差の原因となっている部分にアプローチする施術です。「消える」というよりも「目立ちにくくなる」「自然に薄く見える」といった変化を目指すもので、効果のあらわれ方には個人差があります。

Q. どのくらいで効果を感じられますか?また効果はどのくらい続きますか?
施術後の経過や効果の持続期間には個人差があります。使用する糸はポリジオキサノン製の吸収性素材のため、時間の経過とともに体内で少しずつ吸収されていきます。経過をみながら次回の目安をご案内しています。

Q. どの治療が自分に合うか分かりません。
ほうれい線・口もとの見え方や原因は、お一人おひとり異なります。当院では、まず皮膚科専門医による診察とVISIA肌診断で肌の状態を確認したうえで、くまりん・ぽにょりん、プルリアル、マッサージピールなどの中から、お悩みに合った治療をご提案しています。まずはご相談ください。

Q. 保険は使えますか?
ほうれい線・口もとのたるみへの治療は自由診療(保険適用外)となります。口の周りに湿疹やかゆみなどの皮膚症状がある場合は、まず保険診療の皮膚科での診察をご案内することもあります。

ほうれい線・口もとへの治療は、いずれも自由診療(保険適用外)です。費用は美容皮膚科の料金一覧をご覧ください。リスクや副作用、受けられない方などの詳しい内容は、各治療のページでご確認いただけます。効果には個人差があります。

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