形成外科・美容外科診療

当院では、2026年3月より、形成外科を専門とする医師による形成外科・美容外科診療を開始しました。傷跡ややけどの治療など保険診療の対象となるものから、眼瞼下垂(がんけんかすい)手術、二重(ふたえ)手術、ヒアルロン酸注入といった診療まで、幅広く対応しています。この領域は、保険診療の対象となるものと、自由診療(保険適用外の自費診療)となるものが混在しているのが特徴です。そこでこのページでは、それぞれの診療内容がどちらに該当するのかを整理してご説明します。なお、この診療は月に1回、土日祝のいずれかの日程で行っており、曜日はそのつど異なります。受診をご希望の方は、診療日を固定の曜日でお伝えすることができないため、その都度クリニックまでご確認ください。

形成外科・美容外科診療について

形成外科は、けがや治療によってできた傷あと、やけどのあとなど、皮膚や体の表面に生じた変化に対して、機能や見た目を整えることを目的とした診療科です。美容外科は、病気やけがによるものではなく、ご本人の希望によって見た目を変えることを目的とした自由診療です。この2つは重なる部分も多く、同じ「眼瞼下垂手術」であっても、症状の程度や目的によって保険診療になる場合と自費診療になる場合があります。

当院では、形成外科を専門とする医師が担当します。現在は他院にも勤務しているため、当院での診療日は限られており、月1回、土日祝のいずれかの日程での診療となります。経歴の詳しいご紹介は、担当医師のご紹介ページで順次ご案内していきます。

保険診療と自費診療の整理(対応できる診療内容)

まず、対応できる診療内容を、保険診療と自費診療(自由診療)に分けて整理します。

診療内容保険診療自由診療(自費)
傷あと・やけどのあとの治療(形成外科)症状により対象となります—
眼瞼下垂手術機能的な支障がある場合は対象となります美容目的の場合は自費となります
二重手術—自費診療です
ヒアルロン酸注入—自費診療です

このように、同じ「まぶたの手術」でも、見え方や生活への支障の程度によって保険診療になるか自費診療になるかが変わります。どちらに該当するかは、自己判断せず、診察のうえで医師が判断します。

傷あと・やけどのあとの治療は保険で受けられますか?

けが、手術、やけどなどによってできた傷あとは、その状態によって保険診療の対象となります。傷あとには、赤みが残るもの、皮膚が引きつれて動かしにくくなるもの(瘢痕拘縮)、盛り上がって硬くなるもの(肥厚性瘢痕・ケロイド)など、いくつかのタイプがあります。

治療の方法は、傷あとの状態によって異なります。テープや圧迫による保存的な処置、炎症やかゆみを抑える外用薬・注射による治療、傷あとの向きや形を整える手術(瘢痕形成術)などが選択肢となります。とくに、関節付近の傷あとで動かしにくさが出ている場合や、やけどのあとで皮膚が引きつれている場合は、機能面への影響が大きいため、早めのご相談をおすすめします。

やけどの新しい傷については、まず初期治療が重要ですが、当院の形成外科診療は月1回の非常勤体制のため、緊急性の高いやけどのけがそのものの初期対応には向いていません。すでに治療を終え、傷あとのケアや今後の治療方針についてご相談されたい方を主な対象としています。

眼瞼下垂手術は保険と自費、どちらになりますか?

眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋)の働きが弱くなるなどして、上まぶたが下がってくる状態のことです。加齢のほか、長年のコンタクトレンズの使用、体質などが関わるといわれています。まぶたが下がることで、視界の上方が見えにくくなったり、常に額に力を入れて眉を上げるくせがついて頭痛や肩こりにつながったりすることがあります。

このように、視野の障害など機能的な支障が認められる場合は、保険診療での手術が対象となります。一方で、視野への支障がそれほど大きくなく、目もとの印象を変えることを目的とする場合は、自費診療(美容外科)としての手術になります。どちらに該当するかは、視野の検査や診察の結果をもとに医師が判断しますので、まずはご相談ください。

※美容目的での眼瞼下垂手術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

二重手術(自費診療)

二重を希望される方に対して、二重の形をつくる手術を自費診療で行っています。仕上がりのご希望や、まぶたの厚み・皮膚のたるみ具合など、お一人おひとりの状態によって適した方法は異なります。手術の方法や術後の経過については、診察のうえで担当医からご説明します。

※二重手術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

ヒアルロン酸注入(自費診療)

ヒアルロン酸は、もともと皮膚や関節などの体内に存在する成分です。これを注入することで、気になる部分のボリューム不足やしわの改善が期待できる自費診療です。注入する部位や量、目的によって、適した方法をご提案します。

使用する製剤は、レスチレン リフト リド/レスチレン リド/レスチレン ディファイン/レスチレン リファインの4種です。部位と目的に応じて使い分けます。

この施術は、形成外科・美容外科の診療日(月1回)に行います。 美容皮膚科の通常の診療日では、ボリュームを補う目的のヒアルロン酸注入は行っておりません。美容皮膚科でご案内しているプルリアルは、肌質を整えることを目的とした別の製剤です。

※ヒアルロン酸注入は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

料金(税込)

保険診療 眼瞼下垂(挙筋短縮・挙筋前転等)は、保険点数と負担割合によって異なります。3割負担の場合の目安は約40,000〜50,000円です。

自費の手術 すべて形成外科専門医が執刀します。

手術名通常料金片側料金他院修正料金
重瞼術(埋没法)2点留め99,000円66,000円—
重瞼術(切開法)330,000円220,000円440,000円〜
目頭切開220,000円—330,000円〜
眉毛下皮膚切除術330,000円220,000円440,000円〜
挙筋前転術(自費)550,000円330,000円660,000円〜
下眼瞼たるみ取り(皮膚切除)330,000円220,000円440,000円〜
下眼瞼たるみ取り(ハムラ法)440,000円275,000円550,000円〜
下眼瞼脱脂(経結膜)275,000円165,000円385,000円〜
他院埋没法抜糸(4本まで)100,000円—5本目以降 1本につき+20,000円

片側料金は、手術内容により設定しています。埋没法で抜糸が必要な場合は別途料金がかかります。

他院修正料金について

  • 他院修正手術は、通常の手術料金+110,000円〜となります。
  • 過去の手術内容、瘢痕・癒着の程度などにより、料金・手術時間が異なります。
  • 難易度が高いと判断される場合は、カウンセリング時にお見積りをご提示します。
  • 埋没法の糸の位置が確認しにくい場合や、切開を要する場合は、別途お見積りとなります。

自費手術の料金に含まれるもの

  • 形成外科専門医による執刀
  • 術後の診察
  • 抜糸
  • 術後のHEALITE II 3回
  • 麻酔代・術後セット代

表示価格はすべて税込です。価格・内容は変更する場合があります。手術にはリスク・副作用があり、詳細はカウンセリング時にご説明します。各手術および手術カウンセリングは、形成外科専門医の出勤日のみとなります。

ヒアルロン酸注入の費用は、部位・製剤・使用量によって異なります。診察のうえでご案内します。

診療の流れ

  1. 診察・カウンセリング:まず、お悩みの内容や症状を診察し、保険診療の対象になるか、自費診療になるかを含めてご説明します。
  2. 治療方針のご説明:治療の方法、リスク、自費診療の場合は費用について、十分にご説明したうえで方針を決めていきます。
  3. 治療・手術:内容に応じて、外来での処置や手術を行います。
  4. アフターケア:術後の経過を確認しながら、必要なケアをご案内します。

保険診療・自費診療のいずれも、当日すぐに手術・処置となるわけではなく、まずは診察のうえで方針を相談することが基本です。

形成外科・美容外科の診療は何曜日に受けられますか?

形成外科・美容外科診療は、月に1回、土日祝のいずれかの日程で行っています。担当医が他院にも勤務している関係で、曜日はそのつど異なり、あらかじめ固定してご案内することができません。受診をご希望の方は、直近の診療日をその都度クリニックまでご確認いただくか、診療時間・休診日のページ、またはお電話・Web予約の空き状況にてご確認ください。診療日以外のご相談・お問い合わせも承っております。

よくあるご質問

Q. 傷あとの相談だけでも受診できますか?
はい。手術やけがからしばらく経った傷あとのご相談も承っています。保険診療の対象になるかどうかも含めて診察いたしますので、お気軽にご相談ください。

Q. 眼瞼下垂は、いつも保険診療になりますか?
視野の障害など機能的な支障があるかどうかによって異なります。視野の検査や診察の結果、機能的な支障が明らかでない場合は、自費診療(美容外科)としての手術になります。どちらに該当するかは診察のうえで医師が判断します。

Q. 二重手術やヒアルロン酸注入の料金を知りたいです。
費用は自費診療の内容によって異なります。料金案内をご覧いただくか、診察時に担当医からご説明します。

Q. 診療日はどこで確認できますか?
形成外科・美容外科の診療日は月1回・土日祝のいずれかで、曜日は固定されていません。診療時間・休診日のページ、またはお電話・Web予約にて、その都度最新の診療日をご確認ください。

Q. 担当医はどんな先生ですか?
形成外科を専門とする医師が担当します。詳しいご紹介は、担当医師のご紹介ページで順次ご案内していきます。

この治療を受けられる前に(費用・リスク・自由診療について)

以下は、自費診療としてご案内している「眼瞼下垂手術(美容目的の場合)」「二重手術」「ヒアルロン酸注入」に関する情報です。保険診療の対象となる傷あと・やけどの治療、機能的な支障がある眼瞼下垂手術には該当しません。

  • 自由診療である旨・費用:眼瞼下垂手術(美容目的の場合)、二重手術、ヒアルロン酸注入は、いずれも自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は上記の料金表のとおりです(重瞼術(埋没法)99,000円〜、重瞼術(切開法)330,000円 ほか・いずれも税込)。ヒアルロン酸注入の費用は、部位・製剤・使用量によって異なるため診察時にご案内します。
  • 主なリスク・副作用:手術には、腫れ・内出血・むくみなどのダウンタイムのほか、感染、傷あとが残る可能性、まれに左右差や仕上がりが希望と異なることなどのリスクがあります。ヒアルロン酸注入には、内出血・腫れ・アレルギー反応などが生じることがあります。いずれも効果には個人差があります。
  • 使用する医療機器・製剤の承認区分:
  • ヒアルロン酸注入:レスチレン シリーズ(リフト リド/リド/ディファイン/リファイン)を使用しています。いずれも国内で高度管理医療機器としての承認を取得した製剤です(レスチレン リド 承認番号 22700BZX00177000/レスチレン リフト リド 承認番号 22700BZX00178000)。未承認製剤ではなく、医師の個人輸入も行っていません。
  • 手術で使用する機器:ellman社「サージネクサス」(高周波メス)を使用しています。国内の正規流通経路で導入しています。
  • 入手経路・国内の承認品の有無:上記のとおり、いずれも国内正規流通品です。個人輸入は行っておりません。
  • 医師の判断のもとで行います:保険診療・自費診療のいずれに該当するか、また治療が適しているかどうかは、担当医が診察のうえで判断します。ご不明な点は診察時におたずねください。

適応の可否やご不明な点は、診察時に担当医へおたずねください。

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