栄養採血外来
血液検査で、体の状態を幅広く確認する外来です。
自由診療(自費)で行っています。
先にお伝えしておきたいこと
この外来は、サプリメントを販売するためのものではありません。
検索してこられた方の中には、「検査を受けたら、高額なサプリを勧められるのでは」と警戒しておられる方がいらっしゃると思います。
その心配は、もっともなことです。
当院の考え方は、次のとおりです。
- 食事で足りているなら、それで構いません
- 不足があっても、まず食事で改善できるなら、そちらをご提案します
- サプリメントは、必要と判断した場合の選択肢のひとつにすぎません
- その場で決めていただく必要はありません
「検査を受けたから、何かを買わなければならない」ということは、ありません。
どんな検査か
一般的な健康診断より、幅広い項目を調べます。
健康診断は、病気を見つけることを主な目的としています。
この検査は、病気の手前の状態や、体の材料が足りているかを見ることを目的としています。
調べる項目の例
- 血液を作る材料に関わるもの
- たんぱく質・栄養の状態
- 肝臓・腎臓・血糖・脂質
- ホルモンに関わるもの
- 炎症の程度
具体的な検査項目は、診察時にご案内します。
数値の見方について
この検査で、いちばん大切なのは「読み方」です。
基準値の中にあっても、足りないことがあります
健康診断の基準値は、「病気かどうか」を分ける線です。
「調子よく過ごせているか」を分ける線とは、違います。
たとえば、基準値の下限ぎりぎりであれば、「異常なし」と判定されます。しかし、その方にとっては足りていないということがあります。
この外来では、そこを見ます。
ただし、数値がすべてではありません
数値だけで、体調のすべてが説明できるわけではありません。
「数値は正常なのに、だるい」ということは、当然あります。
その場合、栄養の問題ではない可能性があります。睡眠、ストレス、他の病気——別のところを見る必要があります。
「数値を正常にすれば元気になる」という単純な話ではない——ここは、正直にお伝えしておきます。
一度だけでは、傾きが分かりません
今日の数値が、上がってきたのか、下がってきたのかは、一度では分かりません。
期間をあけて測り直すことで、初めて変化が見えます。
こんな方に
- 健康診断では「異常なし」だが、調子が優れない
- 疲れが抜けにくい
- 食事が偏っている自覚がある
- 運動やトレーニングをしていて、体の状態を確認したい
- 年齢による変化を、数値で把握しておきたい
ただし、次の場合は、この検査より先にすべきことがあります。
- 明らかな症状がある(発熱、体重減少、強いだるさなど) → 保険診療での診察が先です。 病気が隠れていないかを確かめます
- すでに治療中の病気がある → 主治医の先生にご相談ください
「調子が悪い」の原因が病気であれば、この検査ではなく、通常の診察が必要です。
流れ
① ご予約
② 問診・ご相談
気になっていること、生活の状況、食事、睡眠、飲んでいるお薬などをうかがいます。
③ 採血
数分で終わります。
④ 結果のご説明(後日)
外部の検査機関に提出する項目を含むため、結果は後日になります。
⑤ 生活への反映をご相談
まず、食事と生活でできることをお伝えします。 必要と判断した場合に限り、サプリメントについてもご説明します。
サプリメントについて
当院では、医療機関向けのサプリメントを取り扱っています。
ただし、次の点をご理解ください。
- サプリメントは、医薬品ではありません。 病気を治すものではありません
- 効果には個人差があります
- 食事で足りているなら、必要ありません
- すべての方におすすめするものではありません
- 飲んでいるお薬との関係を確認する必要があります。 必ずお申し出ください
- 妊娠中・授乳中の方は、事前にご相談ください
「検査を受けたら購入しなければならない」ということはありません。
その場で決めていただく必要もありません。 持ち帰ってご検討ください。
費用
料金(税込)
| 内容 | 費用(税込) |
|---|---|
| 栄養採血(詳細) | 27,500円 |
| 栄養採血(簡易) | 22,000円 |
- 自由診療(自費診療)です。公的医療保険は適用されません
- 上記のほかに、初診料・再診料等がかかる場合があります
- サプリメントをご購入いただく場合、費用は別途となります
- 医療費控除の対象となるかどうかは、税務署の判断によります
ご注意いただきたいこと(自由診療について)
① 自由診療(自費診療)です
公的医療保険は適用されず、費用は全額自己負担となります。費用は上記のとおりです。
② 主なリスク・副作用
- 採血に伴うもの:内出血、痛み、まれに気分不良、神経の刺激症状
- サプリメントをご利用の場合:体質により、消化器症状(胃の不快感、軟便など)やアレルギー症状が出ることがあります
- お薬を服用中の方:飲み合わせにご注意ください。必ず、飲んでいるお薬をお伝えください
③ 国内で承認されている医薬品・医療機器かどうか
- 本検査で使用する検査項目・試薬は、国内で承認されたものを用いています
- サプリメントは医薬品ではなく、「食品」に分類されるものです。医薬品としての承認を受けたものではありません
④ 入手経路
- サプリメントは、国内の正規流通経路を通じて仕入れています
⑤ そのほか
- 効果には個人差があります
- この検査は、病気の診断を目的としたものではありません。 病気が疑われる場合は、保険診療での診察を優先します
結果が出たあとが、本番です
検査を受けることが目的ではありません。 大切なのは、その結果をどう使うかです。
まず、食事と生活から
不足が見つかった場合でも、最初にご提案するのは食事です。
- どの食品に、その材料が多く含まれるか
- どう組み合わせると、吸収されやすいか
- 今の食事の、どこを変えられそうか
「これを食べなさい」ではなく、「今の生活の中で、変えられるところ」を一緒に探します。
続かない提案には、意味がありません。
生活のほうに原因があることも
数値に表れていても、その背景が食事ではないことがあります。
- 睡眠が足りていない
- 飲酒の量
- 極端な食事制限をしている
- 運動量が多すぎる、あるいは少なすぎる
- ストレスが続いている
そこに手をつけないまま、材料だけ補っても、追いつきません。
病気が背景にあることも
貧血ひとつをとっても、原因はさまざまです。
食事の問題のこともあれば、どこかで出血しているサインのこともあります。
数値の背景に、病気が疑われる場合は、そちらを優先します。 必要に応じて、保険診療での検査や、専門的な医療機関へのご紹介を行います。
「栄養の問題」で片づけないこと——これは、医療機関で受ける意味のひとつだと考えています。
お受けする前に、考えていただきたいこと
この検査は、すべての方に必要なものではありません。
次のような場合は、受けなくてよいと思います。
- とくに困っていることがない
- 健康診断を毎年受けていて、指摘がない
- 食事に大きな偏りがない
「念のため」で受ける必要はありません。
逆に、受ける価値があるのは、次のような場合です。
- 困っている症状があるが、健康診断では説明がつかなかった
- 食生活に自覚のある偏りがある
- トレーニングをしていて、体づくりの参考にしたい
- 数値を追って、変化を見ていきたい
「目的があるかどうか」——これが、受けるかどうかの分かれ目だと考えています。
ご相談だけでも構いません。 受けるべきかどうかから、一緒に考えます。
よくあるご質問
Q. 健康診断と何が違うのですか?
目的が違います。 健康診断は病気を見つけるため、この検査は病気の手前の状態や、体の材料が足りているかを見るためのものです。
Q. 保険は使えますか?
使えません。 自由診療です。ただし、症状があって病気が疑われる場合は、保険診療での検査を行うことがあります。
Q. 結果はいつ分かりますか?
後日になります。 外部の検査機関に提出する項目を含むためです。
Q. サプリメントを買わないといけませんか?
必要ありません。 食事と生活でできることをお伝えするだけで終えていただいて構いません。
Q. どのくらいの間隔で受ければよいですか?
変化を見るには、期間をあけて測り直す必要があります。 間隔は、結果と目的によってご相談します。
Q. 薬を飲んでいますが、受けられますか?
受けられます。 ただし、必ずお薬をお伝えください。 サプリメントとの飲み合わせを確認します。
Q. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?
採血自体は可能ですが、事前にご相談ください。 サプリメントについては、慎重に判断します。
料金(税込)
| メニュー | 料金(税込) |
|---|---|
| 簡易採血 | 22,000円 |
| 詳細採血 | 27,500円 |
すべて税込・自由診療(保険適用外)です。ほかのメニューを含む一覧は美容皮膚科の料金一覧をご覧ください。日本国外にお住まいの方は料金が異なります。くわしくはお問い合わせください。