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【皮膚科専門医が解説】繰り返す・治らないニキビにイソトレチノイン内服療法

公開日: 皮膚科・美容皮膚科

💊イソトレチノイン内服療法とは? 

イソトレチノインは、皮脂産生や毛穴の詰まりを根本的に改善する内服薬(レチノイド)です。

一般的な塗り薬や抗菌薬で効果が不十分だった中等度〜重度のニキビに対して、

根治的な改善を目指す治療選択肢として世界的に用いられています 🌍

欧米では標準的なニキビ治療として使われていますが、

日本では現時点で保険適用外(自費診療)です。


🧠 どう作用するの?(作用機序を解説)

イソトレチノインは以下のような多角的作用でニキビを改善します:

✨ ① 皮脂腺のサイズと皮脂分泌を低下させる

✨ ② 毛穴内の角化異常を改善し詰まりを減らす

✨ ③ 炎症を抑える

✨ ④ 細菌に対する環境を変える(間接的にアクネ菌増殖を抑制)

このため、単なる対症療法(表面の炎症を抑えるだけ)ではなく、

ニキビができにくい肌質へと導く可能性があります。


🗓️ 治療の期間と経過

💡 治療期間の目安は およそ4〜6か月。

これは継続的に作用させることで皮脂腺の働きを抑え、持続的な改善を目指すためです。

また、治療初期(数週間)は一時的にニキビが悪化する「好転反応」が出る場合があり、

これは治療の一部として理解しておく必要があります。


📊 内服量(一般的なガイドライン)

以下は海外のガイドラインに基づく標準的な例です(日本の診療方針に合わせて個別調整します)

🔹 初期:体重あたり 0.5 mg/kg/日

🔹 維持〜終了:体重あたり 0.5〜1.0 mg/kg/日

総投与量の目安は 120〜150 mg/kg とされ、再発リスク低下に関連すると考えられています。

※日本の臨床では重症度や副作用の出方を踏まえ、低用量から開始する場合もあります。


⚠️ 注意すべき副作用

イソトレチノインは効果が高い一方で、副作用リスクの管理が必須です。主なポイントは以下👇

🔹 皮膚・粘膜の乾燥(唇・肌・目など)

🔹 肝機能・脂質値の変動(定期採血が必要)

🔹 催奇形性(妊娠との関連)

 → 服用中は確実な避妊が必要です

🔹 初期の一時的好転反応(髙脂性ニキビ部位の一過性悪化)

特に妊娠の可能性がある方・妊娠希望の方・授乳中の方には適応できません。

※副作用と安全性については診察時に丁寧にご説明しています。


🎯 どんな方に向いている?

✅ 保険診療の内服・外用・光/レーザー治療で十分な改善が得られない

✅ 繰り返す中〜重度ニキビ

✅ 体質的に皮脂分泌が強い・毛穴詰まりが多い方

従来の治療に効果不十分な方の切り札的治療として位置づけられています。


📝 おわりに

イソトレチノインは根治性の高いニキビ治療の選択肢として注目されていますが、

その特性上、安全管理と専門的判断が不可欠です。

当院では患者さま一人ひとりに合わせたプランをご提案し、

丁寧なフォローを行っていますので、ご相談だけでもお気軽にどうぞ☺️

最新情報はInstagramをご確認ください👇💕

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