Osteoporosis 骨粗鬆症外来

~骨の健康を守り、将来の「寝たきり」を防ぐために~

「骨密度が低いと言われた」「将来の骨折が不安」「治療の始め方がわからない」
そんなお悩みを抱える方のために、当院では専門的な骨粗鬆症外来を開設しています。
また、骨粗鬆症治療中の患者様のフォローや、骨密度検査・評価目的でのご紹介も随時受け入れております。
地域のかかりつけ医の先生方と連携しながら、患者様一人ひとりの骨の健康をトータルに支えてまいります。

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、「骨の密度・質」が低下し、骨がもろく折れやすくなる状態です。
特に背骨(圧迫骨折)や股関節(大腿骨頸部骨折)の骨折は、その後の寝たきりや要介護状態につながる重大な問題になります。
しかし、骨粗鬆症は自覚症状がほとんどなく進行する“サイレントディジーズ(静かな病気)”とも呼ばれており、早期の発見と治療が非常に重要です。

対象となる方

  • 「骨密度が低い」と健診で指摘された
  • 姿勢が前かがみになってきた
  • 背中・腰が慢性的に痛い
  • 50歳以上で閉経を迎えた女性
  • 骨折の既往がある(手首・背骨・足など)
  • 骨粗鬆症の治療中で、専門的な評価や治療継続を希望される方
  • 身長が低くなってきた

当院の検査体制

骨密度検査(DEXA法)

当院では、腰椎と股関節の骨密度を正確に測定できるDEXA法(デキサ法)を採用しています。これは世界的にも最も信頼性の高い骨密度評価法です。

骨代謝マーカーを含む血液検査

骨吸収・骨形成のバランスを血液で評価し、現在の骨代謝の動きや薬剤の効果判定に活用します。

身体機能の評価・運動リハビリ

骨を守るには「筋肉とバランス力」も欠かせません。運動療法士と連携し、転倒予防のためのリハビリプログラムもご提供しています。

治療方法

骨粗鬆症の治療は、「骨を守る治療」と「骨をつくる治療」のバランスが重要です。患者様の年齢、性別、骨折歴、検査データを総合的に評価し、最適な治療方針をご提案します。

  • 食事・栄養指導(カルシウム・ビタミンD補給)
  • 運動療法(下肢筋力・バランス強化)
  • 内服薬・注射薬による薬物療法
    • ビスホスホネート製剤
    • SERM(選択的エストロゲン受容体調整薬)
    • デノスマブ(抗RANKL抗体)
    • イベニティ(抗スクレロスチン抗体)
    • テリパラチド・テリボン・オスタバロ(副甲状腺ホルモン関連製剤)など

当院の特色

骨代謝の専門性

当院の院長は、日米において骨代謝に関する基礎研究に従事しており、骨粗鬆症の分子メカニズムに精通しています。
その知見を生かし、薬物治療だけでなく、食事・運動・生活改善まで含めた包括的な骨粗鬆症管理を行っています。

地域連携の推進

近隣のクリニック・病院の先生方からの検査目的・治療継続目的の患者様紹介を随時受け入れております。
検査結果は速やかにご報告し、必要に応じて継続加療も対応いたします。
3T MRI提携施設による精密な骨評価や、脊椎圧迫骨折の鑑別も可能です。
紹介状があれば、初診からスムーズにご案内可能です。

身体機能の評価・運動リハビリ

骨を守るには「筋肉とバランス力」も欠かせません。運動療法士と連携し、転倒予防のためのリハビリプログラムもご提供しています。

よくあるご相談

  • 「骨密度の結果が出たが、次に何をすればいいかわからない」
  • 「骨粗鬆症の治療をやめていたが、再開したい」
  • 「骨折リスクが高いと言われたが、どうすれば防げる?」
  • 「注射薬や新しい治療法について知りたい」
  • 「転倒を防ぐ運動指導をしてほしい」

どんな些細なご不安でも、お気軽にご相談ください。
専門的な検査・診断・治療、そして再発予防まで、骨の健康を総合的に支援します。

Tenjin Toya Clinic

天神トオヤクリニック

〒810-0004 福岡市中央区渡辺通5-24-32
FPG links TENJIN MINAMI 5F

地下鉄七隈線 天神南駅 1番出口から徒歩1分

整形外科
診察時間
09:30~13:00(最終受付 12:30)
14:00~17:30(最終受付 17:00)

※ 休診日:土日祝
※ 水曜日:代診医となることがございます(午後は再診のみ)